国民年金の免除・猶予4百万人 最多、将来低年金の恐れも厚生労働省は18日、国民年金の加入者のうち低収入などで保険料納付を全額免除されたり、猶予された人が、2008年3月時点で過去最多の412万2千人に上ったとの実態調査結果を発表した。05年の調査から58万人余り増加した。 20歳代の低所得者を対象に、支払いを猶予して10年以内なら追納できる「若年者納付猶予」の制度が05年4月に始まり、37万4千人に適用され大幅に増えた。猶予期間は加入期間に算入されるだけで、受け取る年金額には反映されないため、追納しないと将来低年金となる恐れもある。 実態調査は1996年から3年おきに実施、今回で5回目。対象は加入者約1800万人。 約412万人の内訳は、若年者納付猶予の対象者のほか(1)全額免除の申請が認められた204万4千人(2)「学生納付特例」で納付を免除された170万4千人。 2年間にわたって未納を続けた人は、前回から62万7千人減り433万人。未納者が占める割合が最も高いのは大都市圏の30歳代。未納者のうち64%の人が「保険料が高く、経済的に支払いが困難」と答えた。 【共同通信】
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