ビールの香り遺伝子を特定 京大、風味に活用も原料のホップに含まれ、ビールの華やかな香りのもとになる天然化合物「リナロール」の遺伝子を突き止めたと、京都大の矢崎一史教授(植物分子遺伝学)らのチームが17日、発表した。 リナロールは、ラベンダーのような香りを放つ。キンギョソウなどの花にも含まれ、ビールの芳香を決める重要な成分として知られる。 各ビール会社は種類の違うホップを交配するなど品種改良して独自の風味を生み出しているが、チームは「遺伝子の特定により、改良しやすくなるだろう。香り豊かなビールの開発や、世界各地で産地ごとに香りが異なることを解明できるのでは」としている。 京都大はキリンホールディングスとの共同で、ホップの中でも香りが強いアロマホップの一種を対象に研究。花の中にあり、香りの成分を蓄積している組織「ルプリン」の約1万1千個の遺伝子配列を読み取り、データベース化。さらにコンピューターで絞り込むなどして、リナロールの遺伝子を特定した。 【共同通信】
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