台湾、死刑反対の法相が辞任 厳しい批判浴び【台北共同】台湾の王清峰法務部長(法相)が死刑執行命令への署名を拒否する立場を表明し、「死刑囚に代わって処刑され地獄に落ちてもいい」などと述べ、強い批判を浴びたため辞表を提出、呉敦義行政院長(首相)が12日、承認した。 王部長はかつて人権派の女性弁護士として知られ、2008年5月の馬英九政権発足とともに法務部長に就任。これまで一度も死刑執行を認めていなかった。 今回の辞任劇の発端は2月下旬の立法院(国会)での質疑。台湾には44人の死刑囚がいるが、刑がここ数年執行されていないとの質問を受け、王部長は、死刑廃止が世界の潮流だと説明。 さらに次期検察総長(検事総長)が立法院で「刑確定後は、死刑を執行すべきだ」と述べたことに対し、今月9日、死刑は新たな悲劇を生むだけだと主張した。 馬総統は11日、法務部に「法に基づく適切な処理」を指示する一方、将来的には死刑を減らすとの声明を発表し火消しを図ったが、王部長は「殺人はできない」との姿勢で、辞表を提出した。 【共同通信】
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