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  • 高杉晋作の遺品「返して」と提訴 寺が萩市とひ孫を

     幕末の志士、高杉晋作の墓がある山口県下関市の寺「東行庵」が9日、同県萩市の市立博物館が保管する遺品69点の所有権を主張し、萩市に対し寺への返還を求める訴訟を山口地裁下関支部に起こした。萩市に保管を委託している晋作のひ孫、高杉勝氏(77)=東京都三鷹市=も被告とした。

     訴状によると、遺品は1955年以降、晋作の孫が東行庵に寄贈し、敷地内にある記念館で展示されてきたが、2003年に勝氏が遺品二百数十点を萩博物館(旧萩市郷土博物館)に移した。09年に一部は東行庵に返還されたが、萩市にゆかりがあるとされる書簡や日誌、産着などが戻っていないという。

     原告側は「書面はないが孫から寄贈を受けているので、遺品の所有権は東行庵に移っている」と主張している。

     これに対し、萩市は「高杉晋作の遺品は高杉家のもの。所有権は高杉家にある」とのコメントを出し、勝氏は「訴訟になり大変残念。萩と下関での歴史があり、遺品は両市で大事に分けていただけたらと思っている」としている。

      【共同通信】