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  • 原爆資料館で写真展 広島の戦後、多面的に

     広島の街や人々を被爆直後から30年以上撮り続けた地元出身の写真家、故佐々木雄一郎さん(1917~80年)の作品を集めた企画展「平和を誓う」が広島市中区の原爆資料館で開かれている。

     終戦直後から亡くなる約3カ月前までの約120点で構成。廃虚からの復興ぶりに加え、肉親を失った孤児たち、原爆ドームの保存運動といった被爆地の戦後を多面的にとらえている。7月12日までで、入場は無料。

     8月6日の平和記念式典の模様を撮影した作品。原爆慰霊碑前で初めて行われた52年は参列者もまばらだったが、59年の式典では平和記念公園からバラックが姿を消し約3万人があふれ返った。54年の第五福竜丸被ばく事件を機に、反核運動が盛り上がったためだ。

     佐々木さんは母親ら肉親13人を原爆で亡くし、投下数日後に東京から帰郷。市内で写真館を営む傍ら、街に出てはシャッターを押し続け、残された6万~7万点のネガのほぼすべてを遺族が資料館に提供した。

     被爆後10年の作品が中心だった昨夏に続き、2回目の展示となる。

      【共同通信】