47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 不正受給、100億円突破 08年度の生活保護費

     収入を隠すなどして生活保護費を受け取る不正受給が2008年度、100億円を突破し、106億1798万円に上ったことが3日、厚生労働省のまとめで分かった。不正受給は、高齢化や景気悪化に伴う生活保護費全体の伸びとともに増え続けており、過去10年で最高。

     07年度の約92億円から約14億円(16%)の増加で、件数も10年間で最多の1万8623件となった。08年度の生活保護費は約2兆7千億円で、不正受給額は0・4%に当たる。

     不正受給の手口としては、働いて得た収入を全く申告しなかったケースが1万486件と、全体の件数の56%を占めた。そのほか、収入の過少申告が11%、年金などの無申告も14%あった。

     暴力団組員が意図的にだまし取るなど悪質なケースも増えており、自治体が刑事告発した件数は26件と、07年度の12件から倍以上になった。

     市町村による課税調査の漏れなどもあることから、厚労省は不正受給の防止対策として、課税調査の徹底や収入の申告義務の周知などを求めている。

      【共同通信】