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  • 審査中の新薬、H5N1に効果 国産、タミフル耐性にも

     国が審査中の純国産インフルエンザ治療薬「CS―8958」が、アジアなどで鳥から人に感染し死者が出ている鳥インフルエンザウイルスH5N1型に対して効果があり、別の治療薬タミフルが効かないH5N1型ウイルスへの効果もあることを、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームがマウスを使った実験で確かめ、米科学誌プロス・パソジェンズに26日発表した。

     インフルエンザ治療薬はタミフルやリレンザが主流だが、今年1月に点滴薬ラピアクタが発売。第一三共が今月、薬事法に基づき承認申請したと発表したCS―8958も現在、審査を受けている。4剤ともウイルス表面のタンパク「ノイラミニダーゼ」の働きを抑えて増殖を抑制する「ノイラミニダーゼ阻害剤」と呼ばれるタイプ。CS―8958は吸入式で、1回の投与で効果が期待されている。

     チームはマウスにH5N1型ウイルスを感染させて実験。薬を投与しないマウスは11日以内にすべて死んだが、CS―8958を投与したマウスは体重1キロ当たり1500マイクログラムの1回投与だけで、3週間の観察期間中、7~9割が生存した。

      【共同通信】