3百キロ先で素粒子観測 茨城から岐阜へ、照射成功高エネルギー加速器研究機構などの研究グループは25日、茨城県東海村にある世界最高性能の大強度陽子加速器施設(J―PARC)から打ち出した素粒子「ニュートリノ」を、約300キロ離れた岐阜県飛騨市神岡町の観測装置「スーパーカミオカンデ」で観測することに初めて成功したと発表した。 ニュートリノは物質を構成する最小単位である素粒子の一つ。物質やエネルギーが存在する理由や宇宙の起源などを知る上で重要だが、ほとんどの物質を通り抜けてしまうため、研究や観測が難しい。 グループによると、J―PARCで打ち出したニュートリノがスーパーカミオカンデに到達するまでに変化する現象を調べることで、ニュートリノのさまざまな性質が解明できるという。 グループは24日午前6時ごろにほぼ光速のニュートリノをJ―PARCから照射。約千分の1秒後、スーパーカミオカンデのセンサーがとらえたことを確認した。 【共同通信】
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