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  • ウーマンアイ ギャルママ 自分らしく、子育ても元気に


     岐阜市内で開かれた「ママサー」の集まりで、子どもに食事させる「ギャルママ」たち

     つけまつげやアイラインで目をばっちり強調した「デカ目」メークに、髪は金色や明るい茶色。ファッションはギャルそのものなのに、家事や育児はしっかりこなす「ギャルママ」たちが注目を浴びている。

     雑誌の投稿やママ仲間のサークル「ママサー」を通じ、家計を助ける節約法を教え合ったり育児の悩みを解消したり。ギャルならではの明るさと行動力に「子育てを楽しむヒントを学べそう」と指摘する専門家もいる。

     初のギャルママ向け雑誌「アイラブママ」(インフォレスト)には、全国の読者から選ばれた20代中心のモデル「ママモ」たちが子どもとともに多数登場。安くてかわいい「安カワ」ファッションの工夫のほか、離乳食や子どものおやつの作り方など、実用的な情報を紹介している。

     派手な外見から「まともに子育てできるの」などと心ない言葉を投げかけられることもあるギャルママ。だが彼女たちにとって「ギャルでいること」と家族を大事にすることは全く矛盾しない。ママモたちはこう話す。

     大阪の田尻夏樹さん(21)はシングルマザー。「見た目が軽く見られる分、中身まで軽いのはだめ」と言い、長男(2)が好きなアニメのキャラクターをウインナーやのりでかたどったご飯を弁当箱に詰めた「キャラ弁」をよく作る。同じく大阪の岡田悠さん(21)は「子どもにかわいいものを買いたいから、自分の服は安く。安カワを極めたい」。東京の野田華子さん(23)は家でもつけまつげをするメーク好きだが、家事は水仕事が多いのでネイルは控えめ。煮物が得意で、健康を考え雑穀入りのご飯を炊いている。

     各地に広がる「ママサー」の活動も盛んだ。岐阜市の主婦田附恵美さん(27)は、地元のギャルママ同士が仲良くなれる機会を増やしたいと2009年9月、自らママサーを立ち上げた。会員は30人。10年1月の集まりには17人のママが子連れで参加し、子どもをあやしつつ、お得な服やおもちゃの話題で盛り上がった。

     田附さんは「子育てで悩んでも、何でも話せる友だちがいるとつらくない」とにっこり。集まったママたちも「泣いちゃだめ、とか否定的なことを言わなければストレスもたまらない」「子育ての決まりはあえて作らない。その場その場で判断しなきゃ」と、明るい育児のこつを話した。

     子育てをめぐる問題に詳しい大日向雅美・恵泉女学園大教授(発達心理学)は「ファッションで自分らしさを正直に表現するギャルママは、子どもにも素直な感性でかかわり、あるがままの存在を受け入れられるのでは。思い通りにならない子育てにいら立ち、閉塞感を感じる優等生ママが多い今の時代、ギャルママの姿勢から学べるヒントは多いと思う」と話している。

      【共同通信】