中国、初の輸出世界一 09年、ドイツの大幅下落で【ベルリン共同】ドイツ連邦統計庁が9日発表した2009年貿易統計(速報値)で、輸出額は前年比18・4%減の8032億ユーロ(約99兆円)だった。同庁が公表したドル換算は1兆1213億ドル。既に公表済みの中国は1兆2016億ドルで、前年まで首位のドイツを上回り、初めて輸出世界一の座が確定した。 中国には日米欧の主要メーカーが低コストの生産拠点として進出を続けており、「世界の工場」として躍進、存在感が一段と高まった。10年の国内総生産(GDP)総額で、現在世界2位の日本を超える経済大国となるとみられている。 ドイツの09年の輸出額の下落率は1950年以降で最大。輸入額も17・2%減の6671億ユーロで、同様に最大の下落率。欧州最大の経済規模を持つドイツは03年以来、輸出首位の座を維持してきたが、09年は金融危機の影響で欧州諸国向けなどが落ち込んだ。 ただ、最近のドイツの輸出は回復基調で、最大の要因は旺盛な中国需要。このため、今回の輸出世界一の逆転も「ドイツ企業の業績を支える中国経済が、好調な結果だ」(ドイツ産業連盟幹部)とし、冷静に受け止めている。 【共同通信】
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