![]() 絶滅危惧種のニッポンバラタナゴをため池に放流する近畿大農学部の学生ら=9日午後、奈良市 絶滅危惧の淡水魚放流、繁殖へ 近畿大がため池で実験絶滅危惧種の淡水魚「ニッポンバラタナゴ」を里山のため池に放流し繁殖させる実験を9日、近畿大農学部(奈良市)が始めた。繁殖が順調に進めば、6~7月ごろには稚魚の発生が見られるという。 ニッポンバラタナゴは、かつては琵琶湖・淀川以西の本州から九州中北部にかけて広く分布していたが、外来種のタナゴの侵入や水質悪化で、生息域が狭くなっている。 実験では、学内のため池にオスとメスの10つがい、計20匹を放流。ニッポンバラタナゴが産卵するドブガイも同時に放流するなど繁殖環境を整えた。長年、放置されて池の底にたまっていたヘドロ状の有機物は、学生らが手作業で除去した。 同学部の北川忠生講師(魚類集団遺伝学)は「奈良市教育委員会と連携して市立小学校数校でも実験を進め、絶滅危惧種保存への理解を広めていきたい」と話している。 【共同通信】
|

