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  • イラン、ウラン製造の準備開始 濃縮度20%、欧米の制裁必至

     【テヘラン共同】イラン学生通信によると、同国のサレヒ副大統領兼原子力庁長官は9日、テヘランのがん治療用アイソトープ製造原子炉で使用する濃縮度約20%のウランを製造するために、中部ナタンズの核施設で準備作業を開始したと述べた。

     これまで濃縮度5%以下のウランしか製造してこなかったイランが実際に作業を始めたことで、核兵器に使用できる90%以上の高濃縮ウランを製造する技術に近づくとして、欧米が新たな経済制裁に向けた動きを強めるのは必至だ。

     サレヒ氏は、ナタンズの核施設の研究棟に設置した164基の遠心分離機を濃縮度約20%のウランを製造する設定に変更し、国際原子力機関(IAEA)関係者の立ち会いの下で作業を進めていると語った。これにより、研究用原子炉が必要としている量を超える月間3~5キロのウランの製造が可能だとした。

     IAEAは昨年10月、イランが保有する低濃縮ウランの核兵器転用を防ぐため、ウランを国外に輸送し、同原子炉の燃料として返還する草案を提案したが、イランが難色を示し交渉が暗礁に乗り上げていた。

      【共同通信】