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  •  南極海で捕獲されたミンククジラ=87年1月(共同)

    南極海、ミンククジラ増えず 調査捕鯨に米研究者が反証

     南極海でシロナガスクジラなどの大型クジラが20世紀後半、捕鯨によって極端に減った後も、小型のミンククジラ(クロミンククジラ)の個体数は増えていないとの分析結果を、米スタンフォード大やオレゴン州立大などの研究グループが9日までにまとめ、生態学の専門誌に発表した。

     日本の水産庁や研究者などは、餌のオキアミをめぐり競合状態にある大型クジラが減少し、クロミンククジラが増えている可能性があり、この仮説の検証を南極海での調査捕鯨が必要な根拠の一つとしている。

     だが同州立大のスコット・ベーカー博士は「過去100年ほどの間に3~8倍も増えたとする科学者もいたが、今回の分析はミンククジラが増えたという仮説が正しくないことを示した」と指摘。今後、国際捕鯨委員会(IWC)などで議論となりそうだ。

     研究グループは、遺伝子の変異の多様さから、個体数を推定する手法を使い、日本の調査捕鯨で捕獲され、市販されていたミンククジラの肉52サンプルの遺伝子を分析。

      【共同通信】