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  • アホウドリ今年も引っ越し 小笠原諸島へヒナ15羽


     移送された小笠原諸島・聟島で放鳥されるアホウドリ=8日(山階鳥類研究所提供)

     国の特別天然記念物アホウドリの新たな繁殖地を形成するため、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)は8日、伊豆諸島の鳥島で生まれたヒナ15羽を約350キロ南の小笠原諸島の聟島にヘリコプターで移送した。

     鳥島には現在約2300羽のアホウドリが生息。同研究所と環境省は、鳥島が活火山で噴火被害の恐れがあることから、2008年から5カ年計画で移送事業を開始。これまでに25羽を移送し、今年で3回目となる。

     今回移送された15羽は生後35日前後で、体重は約4キロ。クッション材を敷いた木箱に1羽ずつ入れられ、運ばれた。

     研究所の研究員はヒナが巣立つ5月まで聟島に滞在し、飼育する。

     アホウドリは生まれ育った島を記憶し、3~5歳になると「里帰り」して繁殖するため、聟島が新たな繁殖地となることが期待されている。これまで移送したヒナはすべて巣立っており、08年に移送した第1弾のヒナ10羽が来年秋の繁殖期に戻ってくるかが注目されている。

      【共同通信】