高品質のiPS細胞作製 シンガポールの研究グループ新型万能細胞「iPS細胞」を作製する方法として、新たな遺伝子を加えると、効率よく高品質のものができるとのマウス実験の結果を、シンガポールゲノム研究所などのグループが7日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 iPS細胞は、山中伸弥京都大教授が最初に作製方法を開発したが、その後、がん化を防いだり、作製効率を良くしたりするさまざまな方法が報告されている。 研究グループは、「Oct4」「Sox2」「Klf4」の3遺伝子を使う方法に、新たに「Tbx3」という遺伝子を加え、“運び屋”にウイルスを使ってマウスの皮膚細胞に導入。3遺伝子の場合に比べiPS細胞の作製効率が良かった。 できたiPS細胞の品質を評価するため、生殖細胞になるかなどの試験をし、Tbx3を加えた方法が品質の良い細胞を作ることができると確かめたとしている。 ただ万能細胞に詳しい国立成育医療センター研究所の阿久津英憲室長は「人間でも同じようにできるかは、まだ分からない」と話している。 【共同通信】
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