英からの治安権限移譲で合意 北アイルランド和平【ロンドン共同】プロテスタント系とカトリック系の住民対立が続く英国・北アイルランドで、和平プロセスの最大の障害となっていた司法・警察権の英政府から北アイルランド自治政府への移譲について、自治政府を主導するプロテスタント系の議会第1党とカトリック系の同第2党が5日、合意した。 治安権限の移譲は、2007年の自治政府復活時から積み残されてきた政治懸案の一つで、停滞していた和平プロセスは一歩前進した。 ブラウン英首相はダブリンで同日、合意は「協調と尊重の精神」に基づくと評価。アイルランドのカウエン首相も北アイルランドの安定に向けた「重要なステップ」と述べた。 合意したのは、プロテスタント系の民主統一党(DUP)とカトリック系のシン・フェイン党。交渉が決裂した場合は、両党が主に担ってきた同自治政府の政権運営が崩壊し、解散・総選挙に突入するとみられていた。 英メディアによると、治安権限の移譲は4月12日までに実施される。 【共同通信】
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