ローマ帝国に東アジア人? 共同墓地から骨発見【ローマ共同】イタリア南部バリ県の古代ローマ時代の共同墓地跡で、DNAに東アジア系の特徴を持つ人骨が見つかり、カナダのマックマスター大の研究チームが4日までに発表した。帝国と当時の中国など東アジアとの間に人的交流があった可能性を示す発見としている。ANSA通信などが同日伝えた。 ローマ帝国はシルクロードを通じ中国などとの交易があったが、物資は仲介者によって運ばれ、中国人などが帝国に来たとの証拠はない。 人骨は1~2世紀の男性のもので共同墓地跡から発掘された約70体のうちの一つ。人骨内の細胞内小器官ミトコンドリアのDNAを調べたところ、欧州人にはない東アジア人のDNAの特徴と一致した。男性の墓には供えられた食料を入れたつぼ以外副葬品はなく、身分の低い人物だったとみられる。 ミトコンドリアDNAでは母方の遺伝子のみが伝わることから、母系の祖先をたどり、その人物がどの地域の出身であるかを大まかにつかむことができる。 男性がはるばる東アジアからやってきたのか、帝国内に一時定住した可能性のある東アジア人の子孫であるかは特定できていない。 【共同通信】
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