平和のカンボジア芋焼酎 愛媛の酒造会社が協力カンボジア内戦後に残った地雷除去活動が続くカンボジア北西部のバッタンバン州で、芋の一種のキャッサバを原料に住民が仕込んだ焼酎が生まれた。松山市の酒造会社がもろみの仕込みから蒸留まで全面的に協力。試飲会でも好評で、復興に向けた新しい取り組みとして注目されそうだ。 キャッサバの焼酎造りにかかわったのは、創業100年を超える老舗「桜うづまき酒造」(篠原成行社長)。現地で地雷処理の活動を続けるNPO法人「日本地雷処理を支援する会」の高山良二さん(62)=愛媛県砥部町=が、二束三文で取引されていたキャッサバを利用し、特産品ができないかと考えたのがきっかけ。「芋焼酎ならできるのでは」と知人のつてで篠原さんに相談した。 篠原さんは無償で焼酎に必要なこうじや酵母を提供し、高山さんに製造法を指導。住民がキャッサバの収穫から仕込み、蒸留、瓶詰めをした。 試作当初は原料を発酵させる時に雑菌が発生。雑味の多い酒になってしまったが、道具を清潔に保つなど作業環境を変えることで克服した。 完成した芋焼酎は甘口。現地の試飲会で、バッタンバン州知事ら州政府高官が絶賛、その場で取引を求めたほどだった。 【共同通信】
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