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  • 日中でトキの生息地分散化支援 環境保全で文書交換


     日中協力によるトキ保護計画が進められる生息地=09年11月、中国陝西省安康市(JICA提供・共同)

     【北京共同】国際協力機構(JICA)中国事務所と中国国家林業局は29日、北京で、国際保護鳥トキの生息地分散化を支援し、環境保全を図る日中共同事業の実施決定文書を交換した。

     事業は「人とトキが共生できる地域環境づくりプロジェクト」で、包括的なトキ保護に関する政府開発援助(ODA)事業は初めて。今年4月から5年間の事業で日本側の負担は4億5千万円。

     生息地の分散化を進めるため環境教育を展開し、地域住民のエコ意識の向上を図る一方、有機農業によるブランド米などの育成やエコツーリズムの推進でトキの保護が収入アップに結び付く仕組みを作るのが狙い。

     JICA中国事務所の山浦信幸所長は文書交換式で「トキの生息地を確保するための日本の技術や経験は中国に参考になる。日中友好の象徴といえるトキの保護をさらに推進していきたい」と強調した。

     JICAによると、中国のトキは、野生の約790羽に飼育分を合わせると1400羽を超え、多くは繁殖に適している陝西省漢中市洋県に生息している。

      【共同通信】