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  • パロマ事故訴訟が和解 全国初、名古屋地裁


     パロマ工業製のガス湯沸かし器の死亡事故で和解成立後、記者会見する原告側の弁護士=29日午前、名古屋市中区の名古屋司法記者クラブ

     1989年にパロマ工業(名古屋市)のガス湯沸かし器を使用し一酸化炭素中毒で死亡した男女2人の遺族が、同社と販売元の東邦ガス(同市)に計約1億6千万円の損害賠償を求めた訴訟は29日、名古屋地裁で和解が成立した。

     原告側弁護士によると、パロマが計600万円、東邦ガスが計8千万円の和解金をそれぞれ遺族に支払うことで合意した。

     パロマ製品の中毒事故では遺族が札幌、東京、名古屋、大阪の4地裁に提訴しているが、和解の成立は初めて。パロマ事故の多発を受け、経済産業省は2006年、7機種の欠陥を発表、同社に回収を命じた。今回は7機種以外の事故だったが、他の訴訟への影響が予想される。

     和解条項は、両社が事故発生の危険防止を周知し事故防止を徹底するほか、パロマは安全な製品の開発、製造に努めることが盛り込まれた。

     和解成立後、パロマは「コメントは差し控えたい」。東邦ガスは「事実関係の詳細確認には限界があり、裁判所の勧めもあったので和解に応じた」とコメントした。

      【共同通信】