恐竜の色突き止めた 化石の羽毛から褐色の色素![]() 中華竜鳥の化石(中国科学院提供) 中国・遼寧省で出土した「中華竜鳥(シノサウロプテリクス)」という恐竜の化石の羽毛から褐色の色素を見つけたと、英ブリストル大や中国の研究グループが28日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 恐竜の体の色は、地層中の化石に地下水などからさまざまな成分が染み込んでいるため、判別はほぼ不可能だとされていた。色が分かれば、敵から身を守るカムフラージュなどの生物学的な戦略や、進化の過程の理解につながりそうだ。 中華竜鳥は体長約1メートル。約1億2千万年前の白亜紀前期の地層から化石が発見され、1996年に初めて報告された。首や背筋、尾などに羽毛が生えていたとみられる。 グループは、化石に残っていた羽毛の一部を電子顕微鏡で観察。現代の鳥類の羽毛で赤色から黄色の発色をする「フェオメラニン」という色素が含まれていることを確認した。より黒っぽい「ユーメラニン」という色素が見当たらなかったことから、中華竜鳥の羽毛は栗色(くりいろ)から赤褐色だったと結論付けた。 化石の尾の部分はしま状で、グループは「尾は褐色と白のしま模様だった」とみている。 【共同通信】
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