スイス、米に口座情報の提供禁止 裁判所が判決【ジュネーブ共同】スイスの行政裁判所は22日、同国金融最大手UBSの一部在米顧客の口座情報をスイスが米税務当局に提供することを禁止する判決を下した。情報提供をめぐるスイスと米国の合意が判決で骨抜きとなり、スイス伝統の銀行秘密制度が温存される可能性も出てきた。 スイスは昨年8月、UBSに口座を持ち、脱税の疑いがある約4450人の顧客情報を提供することで米国と合意。このうちの1人が情報提供を不服として訴えていた。 同裁判所によると、同様の訴えを起こした別の25人についても近く同じ判決が出る見込み。いずれも上訴はできず確定判決となる。 判決は、スイスの内閣には両国間の二重課税防止協定を改正する権限がないとして、2国間合意の法的有効性を否定。顧客情報を外国当局に提供する場合は「租税詐欺または類する行為」の疑いを必要とする従来協定に従い、原告による米当局への税務申告書類の不備だけでは租税詐欺に当たらないと結論づけた。 【共同通信】
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