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  •  作文をまとめた冊子を笑顔で手にする遺児の福井麻美さん(左)と小島汀さん=8日午後、神戸市東灘区のあしなが育英会「神戸レインボーハウス」

    母失った21歳、作文に思い 阪神大震災から15年

     1995年の阪神大震災で母を亡くした兵庫県三田市の大学生福井麻美さん(21)が、あしなが育英会「神戸レインボーハウス」(神戸市東灘区)が遺児らの作文をまとめた冊子の中で15年間の思いを記している。8日、レインボーハウスで記者会見した福井さんは「父がわたしと妹を一生懸命育ててくれたと、ありがたみを感じるようになった」と胸の内を語った。

     当時6歳だった福井さんは兵庫県西宮市のアパートで被災。母幸美さん=当時(32)=が亡くなり、父利幸さん(53)が姉妹2人の子育てを一手に引き受けた。作文には「(父が)早く帰って来ないかと、ずっと窓の外を見ていたことを覚えています」と当時の心境がつづられている。

     親類の集まりで「あんたがしっかりしないと」と言われ、つらい気持ちになったことも。町で子連れの母親を見かけると「母がいたらどんな暮らしだったのかな」と思いをはせたという。

     20歳を超え「父に頼ってばかりいられないな」と感じ始めた。「今まで支えてもらった親に感謝して、自立していきたい」と福井さん。将来の夢は保育士だ。

      【共同通信】