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  • 60代以上の多くに新型免疫か ウイルス分析結果を発表

     現在の新型インフルエンザと過去に流行したスペイン風邪など、同じ「H1N1型」のインフルエンザウイルスの遺伝子分析から、60代以上の人の多くが新型への免疫を持っている可能性があるとの研究結果を科学技術振興機構の西浦博さきがけ研究者(理論疫学)と米国の研究者らのグループがまとめ、英科学誌に8日発表した。

     グループは、11の国と地域で新型感染者の年齢分布を検討。75%以上が30歳未満に集中し、10~19歳がピークで、65歳以上は3%未満と少ないことを確認した。

     これを踏まえ、1918年以降に流行したH1N1型のウイルスについて、人の免疫反応にかかわるウイルス表面のタンパク「ヘマグルチニン」の遺伝子配列を分析。18年以降40年代までに流行したウイルスと新型との間に、タンパクに付いている「糖鎖」と呼ばれる構造が一部脱落している共通点があることを突き止めた。77年以降に流行したウイルスにはこの特徴がなかった。

     グループは、この流行時期によるウイルスの違いが、年齢による免疫の差が生じた理由とみており、60代以上には新型への免疫があるが、77年以降に生まれた人には免疫がないと考えた。

      【共同通信】