“あたらないカキ”に期待 オレガノにノロ抑制効果“あたらないカキ”でブランド化を―。冬の味覚を代表するカキに含まれているとされるノロウイルスを減らそうと、岡山県水産試験場(同県瀬戸内市)が研究を重ね、シソ科植物の香草オレガノに効果があることを突き止めた。 同試験場は香辛料やハーブ類に殺菌効果があることに注目。2007年、下水処理場の排水口近くで約2カ月かけてカキにノロウイルスを取り込ませ、ニンニクやオレガノなど10種類以上を食べさせる実験を開始した。 カキのエサである植物プランクトンに似せた直径約0・1ミリの球形カプセルに各成分を含ませて与えたところ、オレガノの場合だけ効果が表れ、ノロウイルスの検出が10~20%程度に激減した。 同試験場によると、必要なオレガノはカキ1個につき約10円で、実用化に向けて与えるオレガノの最適量を模索中だ。水揚げしたカキは出荷前にサンプル検査が必要で、検査費は県全体で1シーズン約500万円にもなる。岡山県漁連は「完全に抑制できることが確認できれば、検査コストを抑えることも期待できる」と注目している。 【共同通信】
|
