統一教会に9千万賠償命令 「不安あおり献金させた」霊感商法で多額の献金や印鑑の購入などを強いられたとして、東京都世田谷区の統一教会元信者の女性(72)が教会と信者3人に対し、約2億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、約9500万円の支払いを命じた。 中村也寸志裁判長は、女性が統一教会側に支払ったと主張した計約1億8千万円のうち、1990~91年にかけ、自宅マンションを担保にして借金したり、その後に売却したりして行った計約8600万円の献金だけを損害と認め、慰謝料などを加えて認容額を算出。 「『因縁を解消することができない』などと不安をあおり、自由な意思決定を阻害した状態で献金させた違法行為」と指摘した。 残る献金や印鑑購入などについては「統一教会側が心理的圧力を加えるなどした事情はうかがわれない」として退けた。 判決などによると、女性は89年に東京・銀座の路上で勧誘されたのを機に、十数年にわたりマンションや株の売却代金などを統一教会に献金するなどした。 【共同通信】
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