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  • 座長の関係法人が多額受注 ODA調査、2億3千万円

     政府開発援助(ODA)の効率的実施に向け外務省が発注する調査事業をめぐり、同省「ODA評価有識者会議」座長の大学教授の関係する財団法人が多額受注している実態が20日明らかになった。2005年度から09年度までの5年間で計11件と際立ち、受注額は約2億3500万円に上る。有識者会議は業者選定に影響力を持っており、発注、受注の中心に同一人物が存在する構図だ。

     「不明朗な癒着」と批判も出たため、外務省は会議を来年3月末で廃止する方針を決めた。

     この座長は、外務省が所管する独立行政法人の国際協力機構(JICA)に設置されている「外部有識者事業評価委員会」の委員長にも就いており、JICAの技術協力2次評価事業も、自身が副会長(無報酬)を務める民間非営利団体(NPO)「日本評価学会」が独占的に受注していた。

     外務省の調査事業を請け負っていたのは「国際開発センター」で、有識者会議座長が非常勤理事(無報酬)を務める。事業の入札審査は同会議委員も加わっているが、座長が該当事業の業者選定を担当したかどうかは、外務省も本人も「守秘義務」を理由に明らかにしていない。外務省は実施された調査内容には「何の問題もない」としている。

      【共同通信】