阪神・赤星選手、甲子園に別れ 寄贈車いす301台![]() グラウンドに並べられた車いすに両手を掛ける引退を表明した阪神の赤星憲広外野手=9日夜、兵庫県西宮市の甲子園球場 「こんなに広かったっけ」。9日、引退を発表した阪神の赤星憲広選手(33)。同日午後6時ごろ、甲子園球場のグラウンドに足を踏み入れると、そうつぶやいた。 赤星選手は2003年から、自分の盗塁数に応じて全国の病院や福祉施設にサイン入りの車いすを寄付し続けてきた。 ことしの盗塁数は31にとどまった。「最後は甲子園の芝生の上でサインをしたい」と球団に頼み、31台の車いすが9年間慣れ親しんだセンターのポジションに並んだ。 直前まで開かれていた引退会見では硬かった表情が、照明のともったグラウンドに入ると、緩んだ。車いすに歩み寄り、一台一台にサインを入れた。 「あと100台でも200台でも頑張って贈りたかった」。贈り続けた車いすは7年で計301台になった。 【共同通信】
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