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  • 年金通帳、財源難で来年度見送り 長妻氏「まずパソコンで」

     長妻昭厚生労働相は4日午前の記者会見で、納めた保険料と年金受給額を加入者がいつでも確認できる「年金通帳」について、当初予定の2010年度からの交付を見送る考えを明らかにした。民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)で導入を掲げ、厚労省は来年度予算の概算要求に509億円を盛り込んでいた。

     長妻氏は「財源は限られ、さらに税収が予想以上に落ち込む全体の状況がある」と指摘した上で「まずはパソコンで誰もが確認できる仕組みをつくりたい」と述べた。

     税収減見込みで政策の優先度が問われる中、「ミスター年金」として記録問題解決に取り組む長妻氏にとって、看板政策の一つを引っ込める苦渋の決断となった。

     長妻氏は来年度以降に関し「世論調査をして(パソコン確認の)利便性で『満足』との結果が出たら、議論することになるだろう」と話した。

     年金通帳導入の遅れで、高齢者らインターネットに不慣れな人に配慮し、社会保険事務所や郵便局などにパソコンや補助員を配置して確認できる仕組みを検討している。

      【共同通信】