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  • 祝賀広告訴訟、差し戻し 市側賠償命じた二審破棄

     自民党福島県連会長や県議会議長の就任を祝う新聞広告に、福島県いわき市水道局が公金を支出したのは違法として、地元市民が市水道事業管理者に広告代金の返還を求めた住民訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷は3日、3万1500円を返すよう命じた二審判決を破棄、審理を仙台高裁に差し戻した。

     甲斐中辰夫裁判長は「被告となった管理者に賠償責任があるかどうかは、支出を決裁した部下の違法行為を防ぐ監督義務違反の有無を確定しなければならない」と指摘。確定しないまま賠償責任があるとした二審は「破棄を免れない」とした。

     二審は、支出は政治的中立義務に反すると判断したが、この点が上告審では争点になっていなかった。

     判決によると、朝日新聞2005年3月31日付朝刊に載った自民党県連会長や福島県議会議長への就任を祝う広告に、水道局はほかの広告主とともに名を連ねた。

      【共同通信】