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  • 白いヒグマ、国後島で撮影 日本側訪問団が成功


     自動撮影装置を使い国後島で撮影された白いヒグマ。右前脚と後ろ脚が写っている=10月23日午前6時ごろ(NPO法人「北の海の動物センター」提供)

     北方四島とのビザなし交流で国後島を訪れていた生態系専門家らの訪問団が、同島と択捉島にしかいないとされる白いヒグマの撮影に成功した。日本側が撮影に成功したのは初めてという。

     訪問団は特定非営利活動法人(NPO法人)「北の海の動物センター」会長の大泰司紀之北海道大名誉教授(哺乳類学)ら10人で、10月20日に北海道・根室港を出港。22~26日に国後島で現地調査し29日に帰港した。

     同島の爺爺岳周辺のオンネベツ川河口付近に設置した自動撮影装置が、現地時間23日午前6時ごろ、白いヒグマの右半身を撮影。雌雄の区別は不明だが成獣とみられる。

     大泰司氏によると、体が白いと川魚から警戒されにくいため、魚を捕まえやすい。一方、子グマの天敵となるオオカミから見つかりやすくなってしまうが、国後、択捉両島にオオカミはいない。このため白いことが生存に有利で、遺伝子が受け継がれてきた可能性があるという。

     遺伝子の突然変異で生まれつき色素がない疾患「アルビノ」ではなく、国後島のヒグマ約300頭のうち約1割が白いヒグマとみられる。

      【共同通信】