47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 日本、中国の開拓団墓地に支援金 黒竜江省、地元は歓迎

     【北京共同】中国黒竜江省方正県が、敗戦時の引き揚げ途中に死亡した旧満州開拓団員の慰霊のために建てた共同墓地「日本人公墓」に、日本政府が維持管理費の支援を始めた。これまでは同県が年間約20万元(約260万円)の管理費を全額負担しており、支援決定に地元からは歓迎の声が上がっている。

     旧関東軍の補給基地があった方正県には旧ソ連軍の侵攻後、長野や山形などの開拓団員らが集まったが、飢えや寒さにより約5千人が死亡。県政府は「開拓民も戦争の犠牲者」との考えから、故周恩来首相の承認を得て1963年に遺骨を埋葬、墓石を建立した。公墓は中国側が日本人のためにつくった唯一の公営墓地とされる。

     県政府はこれまで管理費のほか、墓参りに訪れる日本人遺族らのために約700万元を支出し道路を舗装。しかし財政は厳しく、今年に入り日本政府に支援を要請、10月から四半期ごとに8750元が支払われることになった。

     県政府の王偉新・外事弁公室主任は「日本の支援は助かる」と喜ぶが、支援が決まっているのは来年3月までで新年度の継続は未定だ。

      【共同通信】