「核燃料バンク」決議採択 IAEA、核不拡散に期待【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会は27日、IAEAの仲介で原子力エネルギー利用を目指す国に濃縮ウランを供給するロシアの「核燃料バンク」実現に向けた決議を賛成多数で採択した。 決議はロシアや日本など14カ国が共同で提案。IAEAのエルバラダイ事務局長が2003年に提唱した核燃料バンク構想が始動することになった。ウラン濃縮技術獲得に向けた各国の動きを抑え、核拡散を防ぐ効果が期待されている。 ロシアは既に東シベリア・アンガルスクの施設に120トンの低濃縮ウランを備蓄。IAEAは政治的理由などで濃縮ウラン供給が途絶えた国から要請を受けた場合、一定の条件を満たせば供給を決め、ロシアがIAEAの指示に従って濃縮ウランを市場価格で引き渡す。 一方、核燃料バンクをめぐっては、燃料の供給国と受給国の二極化につながるとして、途上国などが強く反発している。 【共同通信】
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