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  •  残留孤児訪中団を出迎える中国の温家宝首相(右)。中央は野田毅元自治相=11日、北京の中南海(代表撮影・共同)

    「中日友好の懸け橋に」 温首相、残留孤児と面会

     【北京共同】中国の温家宝首相は11日、北京の中南海(共産党・政府所在地)で、野田毅元自治相率いる残留孤児訪中団一行と面会し「日本は祖国で中国は故郷。中国の養父母の恩を忘れず、中日友好の懸け橋になってほしい」と呼び掛けた。訪中団によると、温首相が孤児らと個別に会うのは初めて。

     孤児で団長の池田澄江さん(65)は「中国人民への恩を世々代々伝えていきたい」と話し、中国政府や養父母への謝意を伝えた。

     温首相は2007年4月に訪日した際の国会演説で、残留孤児と中国人養父母について取り上げ、日中の国民間の「友情と協力」の必要性を訴えた。今回の面会は日中友好をアピールする狙いもあるとみられる。

     温首相は当初の予定を変更し、日中友好に尽力した故周恩来元首相の居宅などを自ら案内。面会は1時間半に及び、孤児らが中国への感謝の歌を涙ながらに歌い、温首相が目を潤ませる場面もあった。

     訪中団には、野田氏のほか、中谷元・元防衛庁長官や残留孤児ら計約50人が参加。孤児らは北京訪問に先立ち、黒竜江省ハルビン市を訪れ養父母らと面会した。

      【共同通信】