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  • 卑弥呼の宮殿か、奈良で建物跡 邪馬台国畿内説、後押し


     3世紀前半としては国内最大の建物跡(右上)が見つかった纒向遺跡の発掘現場=5日、奈良県桜井市で共同通信社ヘリから

     邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向遺跡で、3世紀前半としては国内最大の建物跡が見つかり、市教育委員会が10日、発表した。

     女王卑弥呼(生年不明~248年ごろ)の時代と重なり、邪馬台国畿内説をとる専門家は「卑弥呼の宮殿ではないか」と指摘。畿内説を後押しする有力史料で、九州との間で続く所在地論争に大きな影響を与えそうだ。

     市教委は、床面積約238平方メートルの高床式建物と推定。九州説の候補地の一つ、吉野ケ里遺跡(佐賀県)で出土した建物跡(約156平方メートル)をしのぐ規模。

     確認された建物跡は南北19・2メートル、東西6・2メートル以上。柱穴はさらに西側に続いているとみられ、市教委は建築構造から東西12・4メートルとした。

     既に見つかっていた3棟と合わせ、計4棟が東西方向に一列に整然と並んでおり、石野博信兵庫県立考古博物館長(考古学)は「畿内説に立てば、卑弥呼の宮殿とみていいだろう。これほど計画的に配置された建物群は同時期に国内で例がない」と話している。

     現地説明会は14、15日の午前10時から午後3時。

      【共同通信】