47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 仁科記念賞に大栗氏、田村氏 素粒子理論と原子核実験


     仁科記念賞に決まった大栗博司米カリフォルニア工科大教授

     日本の物理学分野で最も権威があるとされる仁科記念賞の今年の受賞者に、素粒子理論で優れた業績を挙げた大栗博司米カリフォルニア工科大教授(47)と、原子核実験の新しい検出器を開発した田村裕和東北大教授(49)の2氏が選ばれた。仁科記念財団(東京)が9日発表した。

     大栗氏は、物質の基本粒子の素粒子が「ひも状」であるとする超弦理論を研究。この理論が存在を予言し、日常では実感できない6次元の空間を詳細に計算できる数学の理論を確立、素粒子から宇宙までを統一的に説明できる「究極の理論」と期待される超弦理論の基礎を築いた。大栗氏は東京大数物連携宇宙研究機構(千葉県柏市)の主任研究員も務めている。

     田村氏は、通常の原子核とは異なる特殊な状態の「ハイパー核」を研究。ハイパー核が放出するガンマ線を高精度で検出する装置を開発し、この分野の研究を大きく進展させた。

     授賞式は12月4日、都内で開かれる。

      【共同通信】