![]() 8日、サウジアラビア西部ラービグで開かれたプラント完工式であいさつする住友化学の米倉弘昌会長(共同) サウジの石化プラント完工 住友化学、アジアに攻勢【ラービグ(サウジアラビア西部)共同】住友化学は8日、サウジアラビアの国営企業「サウジ・アラムコ」と共同で同国西部ラービグに建設した巨大石油化学プラントの完工式を開いた。住友化学は同プラントで作った石油化学製品を中国に輸出するなどアジア市場で攻勢をかける考えだ。 急成長するアジア市場での競争が激化するとともに、アジア向け輸出が多い国内各社の生産能力が過剰になり、生産体制の見直しを迫られる可能性もありそうだ。 完工式には、日本から首相特使として岩國哲人・前衆院議員のほか、福田康夫元首相や河野洋平前衆院議長が参加。サウジ側からはヌアイミ石油鉱物資源相が参列した。 住友化学の米倉弘昌会長は「住友とアラムコ社はラービグ計画の完遂に向かってともに歩んできた。これからもサウジの人々の豊かな暮らしづくりに貢献したい」とあいさつした。 新プラントは、住友化学とサウジ・アラムコの合弁会社「ペトロ・ラービグ」が総事業費1兆円規模で建設。石油化学製品の基礎原料であるエチレンの生産能力は年130万トンと世界最大級で、日本国内にある各プラントの能力の2~3倍に上る。既に4月から稼働している。 ラービグの共同事業は日本にとって、輸入原油を依存するサウジとの関係を強化できるメリットもある。サウジ側もラービグを通じて日本の技術を導入し、経済発展につなげたい考えだ。 【共同通信】
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