47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 初の動物看護大学開設へ 「ペットは家族」需要増す

     高齢で寝たきりになった犬の介護やがんで苦しむ猫のケア―。ペットを家族の一員と考え、人間と同じように高度な医療などを求める飼い主が増えているのを受けて、専門性の高い動物看護職養成を目的とした大学を、学校法人ヤマザキ学園(東京)が2010年度に全国で初めて開設する。

     学園によると、募集定員は180人。高齢化したペットのリハビリや、動物との触れ合いを通じて癒やし効果をもたらすアニマルセラピーなどを学ぶコースがあり、全学生が動物看護の民間資格取得を目指す。卒業後は動物病院のほか福祉施設などでの活躍も期待されている。

     ペットフード工業会の2008年度推計によると、ペットの犬と猫は全国で計約2600万匹。15歳未満の子どもの人口より多いのが実情だ。わが子のように育てる人が増えることで、10歳以上の犬、猫が3割に達するなど“高齢化”が進んでいる。さらに動物看護だけでなく、しつけやペット美容などの専門性も求められるようになった。

     日本動物看護職協会の塩谷明美理事は「動物看護の仕事は看護師のような役割に加え、保育士や美容師のような役割も求められ幅広い知識が要る」と指摘。「6年間かけて養成した獣医師をサポートするには、大学で4年間、教育を受ける必要がある」と話す動物病院関係者もいる。

     学園は動物看護を学ぶ短大を経営してきたが、須田栄二企画室長も「もはや短大2年間の授業時間では足りない。動物だけでなく、飼い主とのコミュニケーションを構築できる人材が求められている」としている。

      【共同通信】