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  •  豊田亨被告(左)、広瀬健一被告(右)

    元オウム幹部2人の死刑確定へ 地下鉄サリン事件実行役

     1995年の地下鉄サリン事件の実行役として、殺人罪などに問われた元オウム真理教幹部豊田亨被告(41)、広瀬健一被告(45)の上告審判決で、最高裁第2小法廷は6日、両被告の上告を棄却した。一、二審の死刑判決が確定する。

     一連のオウム事件では、松本智津夫死刑囚(54)=教祖名麻原彰晃=ら6人の死刑が既に確定しており、これで計8人となる。審理が続いているのは、上告中の元幹部新実智光被告(45)ら5人。

     地下鉄事件のサリン散布役5人は、無期懲役となった林郁夫受刑者(62)を除き、全員の死刑が確定することになった。

     竹内行夫裁判長は「地下鉄サリン事件は極めて反社会性の強い、法治国家に対する挑戦ともいうべき無差別大量殺人。犯行態様は残虐、非人道的で、社会に与えた衝撃や不安は大きく、遺族や負傷者の処罰感情は極めて厳しい」と指摘。

     その上で「両被告の刑事責任は重く、上位の教団幹部の指示を受けて犯行を行ったことや、反省を考慮しても、死刑を是認せざるを得ない」と判断した。

     両被告側とも、松本死刑囚のマインドコントロール下にあったなどとして、死刑回避を求めていた。

     判決によると、両被告は松本死刑囚らと共謀し95年3月20日、営団地下鉄(現東京メトロ)でサリンを散布し、乗客や職員12人を殺害するなどした。このうち、豊田被告は日比谷線、広瀬被告が丸ノ内線でサリンをまき、それぞれ1人が死亡した。

     また豊田被告は元教団幹部と共謀し同5月、都知事あてに小包爆弾を郵送、都職員に重傷を負わせるなどした。

      【共同通信】