希少昆虫の引っ越し成功 徳島、道路建設で人工海浜へ![]() 人工海浜での生息が確認された希少昆虫の「ルイスハンミョウ」(徳島県立博物館提供) 絶滅危惧種の希少昆虫「ルイスハンミョウ」が生息する海岸が道路建設で埋め立てられるのに伴い、徳島県が2007年に始めた人工海浜への引っ越しがほぼ成功、今年の調査で26匹の生息が確認された。 地方自治体が虫のすみかを守る取り組みは珍しい。県の担当者は「住みよい“家”ができたのでは」と話している。 ルイスハンミョウは環境省のレッドデータブックで絶滅の危険が増しているとされる体長2センチほどの甲虫。背中に白いまだら模様があり、近づくと数メートル飛んで逃げる。本州や四国、九州の河口域に生息するが、徳島市の吉野川近くの海岸は特に数が多い。 ところが四国横断自動車道の建設に伴い、海岸を埋め立てることに。県は生息地を確保するため01年に約300メートル離れた人工海浜に“ニュータウン”の造成を決めた。 07年春に元の海岸で生息が確認された成虫は11匹。「回廊」と呼ばれる砂の道で人工海浜とつなぎ、成虫が自分で移動できるようにした。幼虫は人の手で移動。土や草も運び、元のすみかを再現した。 夏には成虫が自然に人工海浜に移動したのを確認。08年夏には幼虫が羽化し、繁殖が活発になった。 【共同通信】
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