たばこ税の金額明示見送り 厚労省、増税に強い意欲厚生労働省は30日発表した2010年度の税制改正要望で、たばこ税について当初盛り込む方針だった「1本当たり10円の引き上げ」との金額明示を見送り、たばこ税引き上げの項目だけの記載にとどめた。 ただ、記者会見した長浜博行厚労副大臣は「男性喫煙者の肺がんによる死亡率は非喫煙者に比べ4・5倍高い」などのデータを列挙。「先進国の平均はだいたい1箱600円で、日本は低すぎる」と述べ、引き上げに強い意欲をにじませた。 「1本10円引き上げ、主力商品で現在1箱300円を500円に」との要望案は、29日の段階では長妻昭厚労相ら政務三役の間でほぼ固まっていた。だが、長妻氏は30日午前の会見で「たばこ税引き上げの要望は出すが、金額を入れることは考えていない」と見送りを表明した。 たばこ増税は自公政権下の08年にも、社会保障費抑制の代替策として検討されたが、与党の反対で実現しなかった経緯がある。長妻氏も、大幅値上げによる喫煙者からの反発や、販売店や葉タバコ農家などへの影響に対する懸念がぬぐい切れなかったとみられる。 【共同通信】
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