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  • 門司海保が両船を現場検証 韓国船の追い越し原因か


     韓国籍のコンテナ船と衝突し大破した海上自衛隊の護衛艦くらまの艦首=28日午前7時14分、北九州市門司区で共同通信社ヘリから

     山口県下関市と北九州市門司区に挟まれた関門海峡で、海上自衛隊第2護衛隊(長崎県・佐世保基地)所属の護衛艦くらまと韓国籍コンテナ船が衝突した事故で、コンテナ船の韓国人船長(44)が「前にいた別の船を追い越そうとして(対向してきた)護衛艦にぶつかった」と話していることが28日、門司海上保安部の調べで分かった。

     北沢俊美防衛相は同日午前の記者会見で、護衛艦は衝突直前に後進をかける回避措置を取ったが、衝突を避けられなかったと説明した。

     運輸安全委員会も原因調査に乗り出した。

     同保安部は業務上過失往来危険容疑で、門司区の岸壁に接岸した護衛艦を、またコンテナ船を事故現場の関門橋付近から同区の別の岸壁へ移し、いずれも現場検証した。事故当時の双方の位置関係や見張りの状況について、乗組員らからさらに詳しく事情を聴き、事故原因の特定を進める。

     同保安部の調べでは、護衛艦の艦首付近が燃えたほか、韓国船に積まれたコンテナが衝突直後に炎上しており、双方の損傷状況もさらに詳しく調べる。

     護衛艦の負傷者は、消火作業中の煙の吸い込みや脱水症状を含め、計6人となった。いずれも症状は軽い。韓国船にけが人はなかった。

     鳩山由紀夫首相は記者団に「国民に迷惑をかけたと思う。責任(の所在)を明らかにしなければいけない」と述べた。

     現地に派遣された榛葉賀津也防衛副大臣は28日未明、門司区の岸壁から護衛艦を視察。記者団に「目視した感じでは、おそらく5メートル以上えぐられたんじゃないか。未確定の情報もあり、われわれなりに落ち着いて情報を収集したい」と述べ、事実関係の確認に全力を挙げる方針を示した。

      【共同通信】