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  • 口からエキスでも有効 花粉症対策、実用化に期待

     東京都は26日、食パンに含ませた花粉エキスを口の粘膜から吸収する舌下減感作療法を花粉症患者142人に実施した結果、約7割で症状が消えたり、軽減したりし、重い副作用は1例もなかったと発表した。

     減感作療法はアレルゲンと呼ばれる原因物質を徐々に体内に取り込み、症状の緩和を期待する治療法。花粉症で実用化されているのは、花粉エキスを薄めて皮下注射する方法だ。

     都は「今回のような患者の規模で舌下減感作療法の有効性と安全性が確認されたのは初めてではないか。患者の負担が少ない治療法として早期の実用化を期待したい」としている。

     都と共同研究した日本医科大が29日から秋田市で開催される日本アレルギー学会秋季学術大会で発表する。 都福祉保健局によると、都内在住か在勤の20歳以上の花粉症患者から協力者を募り、皮下注射用の花粉エキスを食パンに含ませ、舌の下に2分間置いて吐き出させる方法を試した。

     投与は2006年7月から2年間。当初は毎日投与し、残り1年前後は2週間に1回のペースだった。患者の約7割が症状が消失したか軽減し、副作用も鼻や目のかゆみなど軽い症状にとどまったという。

      【共同通信】