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  • イラクで爆弾テロ、136人死亡 政府中枢狙い、600人近く負傷


     25日、イラクの首都バグダッドの爆弾テロが起きた現場(ロイター=共同)

     【カイロ共同】イラクの首都バグダッド中心部の法務省庁舎と地方行政府庁舎付近で25日、二つの自動車爆弾が相次いで爆発、AP通信は治安当局者らの話として、136人が死亡、600人近くが負傷したと報じた。外務省などを標的に100人以上が死亡、今年最悪だった8月19日の連続爆弾テロを上回る死傷者数。

     オバマ米政権は来年8月末までにイラク駐留米軍戦闘部隊をすべて引き揚げる方針だが、2カ月間に政府中枢を標的にした大規模テロが相次いだことで、イラク治安部隊の能力に不安が高まるのは必至。治安が改善しないアフガニスタンへの米軍増派を検討中のオバマ政権にとって、イラクの治安悪化は深刻な懸念材料となる。

     また治安改善傾向を実績に、来年1月16日の連邦議会選での勝利、再選戦略を描くマリキ政権にとっても大きな打撃となった。

     イラク政府のダバグ報道官はロイター通信に対し、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力か、旧フセイン政権下の支配政党バース党の関係者が関与したテロとの見方を示した。治安当局幹部はテロ実行組織について具体的な言及を避けた。

     イラクの都市部からは今年6月末までに駐留米軍の全戦闘部隊が撤退、都市部の治安はすべてイラク治安部隊が担っている。連邦議会選が迫る中、北部の油田地帯キルクークの帰属をめぐる各派の利害対立などで選挙法の承認が大幅に遅れており、選挙日程の延期、治安悪化の可能性が指摘されていた。

      【共同通信】