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  •  「平取ダム」建設予定地の下流域を、地元住民の説明を聞きながら視察する新党日本の田中康夫代表(左から2人目)=23日午前、北海道日高町

    ダムは雇用生まないと田中康夫氏 北海道・平取町を視察

     長野県知事時代に「脱ダム宣言」をした新党日本の田中康夫代表は23日午前、公共事業の見直しで本体工事の凍結が決まった「平取ダム」の建設予定地がある北海道平取町を訪れ、ダム事業を推進する川上満町長と懇談した。

     田中氏は「ダムはおいしい事業だと言われるが金の多くは東京のゼネコンに行く。地元にはほとんど雇用が生まれない」と持論を展開。川上町長は「災害で苦しんできた歴史がある。町民の願いは災害に強い町づくりだ」と述べ、事業継続が必要との考えを強調した。

     懇談後、川上町長は「政府が説明もなく(凍結を)決めたことは非常に残念だ。地域の声を聞いて判断してほしい」と記者団に語った。田中氏も「政府は治水の在り方がどうあるべきか全体像を示す必要があるのに、あいまいになっている」と政府の対応を批判した。

     平取ダムは16年度の完成を目指し来年度にも本体着工が予定されていた。田中氏はこの日、ダム予定地の下流に位置する既設の二風谷ダムやその周辺も視察、地域住民から話を聞くなどした。

     二風谷ダムをめぐっては、アイヌ民族の元参院議員故萱野茂さんらが「文化伝承に打撃を与える恐れがある」などとして土地強制収用裁決の取り消しを求め、裁判にもなった。

      【共同通信】