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  • ウミスズメなどが原告の訴え却下 上関原発計画で山口地裁

     中国電力の上関原発(山口県上関町)計画をめぐり、海の埋め立ては生態系に悪影響を与えるとして、市民団体が国の天然記念物カンムリウミスズメなどの野生生物を原告に加え、県に埋め立て免許取り消しを求めた訴訟の判決で、山口地裁は20日、野生生物についての訴えを却下した。

     判決理由で飯田恭示裁判長は「日本の法令上、野生生物に訴訟の当事者能力は認められない」と指摘した。市民団体の訴えについては審理を継続する。

     同様の裁判は国営諫早湾干拓事業をめぐる「ムツゴロウ訴訟」などがあるが、原告側弁護士によると野生生物が原告として認められた例はない。

     原告に加えられたのは、建設予定地周辺で生息するカンムリウミスズメやスナメリなど計6種。

     山口県が昨年10月に中国電力へ免許を交付したため、市民団体は同年12月に提訴。中国電力は今月7日、海上にブイを設置したが、市民団体も船などで抗議活動を続けている。

      【共同通信】