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  • 「猫」死亡通知はがき公開 101年前の漱石自筆

     文豪夏目漱石が「吾輩は猫である」のモデルとされる飼い猫の死を、弟子の英文学者野上豊一郎と作家弥生子の夫妻に伝えた自筆のはがきが20日、鹿児島県薩摩川内市の「川内まごころ文学館」で公開された。「漱石のユーモア感覚を生き生きと伝える貴重な資料」(同館)という。

     1908年9月14日付のはがきは、猫が「久々病気の処(ところ)、療養不相叶(あいかなわず)、昨夜いつの間にか裏の物置のヘッツイの上にて逝去致候(いたしそうろう)」と始まり、埋葬は「車屋をたのみ蜜柑(みかん)箱へ入れて裏の庭先にて執行仕(つかまつり)候」と報告。「主人『三四郎』執筆中につき、御会葬には及び不申(もうさず)候」と結ばれている。

     漱石は当時41歳。その前年から晩年まで暮らした東京の自宅「漱石山房」で書いたとみられ、はがきの内容は「猫の死亡通知」として、角川書店の漱石全集などに収められている。

     はがきの展示は、同館の企画展「夏目漱石―漱石山房の日々」で11月23日まで。

      【共同通信】