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  •  ソウル中心部にある地下鉄の市庁駅の地上出入り口。右側通行を呼び掛ける表示が設けられたが、左側を歩く人の姿も目立つ=5日(共同)

    韓国、88年ぶり「右側通行」に 歩行者に戸惑いも

     韓国政府は10月から、鉄道や地下鉄、空港などの公共交通施設や公共機関で、歩行者の「右側通行」実施に乗り出した。日本の植民地時代に「左側通行」が定められて以来、ルールの変更は88年ぶり。米国などと同じ右側通行となっている車両とルールを統一し、交通の安全と効率化を図るのが狙いだが、市民からは「長年の習慣を変えるのは難しい」との声も漏れる。

     韓国・国土海洋省によると、韓国では1905年、同国初の近代的な交通規則として制定された「大韓帝国規定」で、馬車と歩行者は「右側通行」と定められた。21年からは朝鮮総督府の道路規則改正で日本と同じ「左側通行」に。第2次大戦後の46年には、韓国に駐留した米軍によって車両の通行は右側に改められたが、歩行者は左側通行のままとなっていた。

     同省では、車と同じ右側通行にすることで交通がスムーズになり、歩行速度が1・2~1・7倍に増し、衝突回数は7~24%減少すると試算。ソウル市内では、9月末までに106ある地下鉄駅でエスカレーターの進行方向を「右側通行」に合わせたほか、歩行者を誘導する表示板などが変更された。(ソウル共同)

      【共同通信】