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  • 「乳がん患者の本音知って」 43歳の体験、本に


     闘病記「乳がんを抱きしめて」を手にする小堀昌子さん=8月、東京都渋谷区

     乳がんを克服した東京都渋谷区の会社役員小堀昌子さん(43)が、闘病記「乳がんを抱きしめて」を出版した。2年にわたった治療中、医師の専門用語に戸惑ったことや、抗がん剤の副作用で「かつらデビュー」したときの気持ちを率直につづった。「患者の本音を知ってほしい」との思いを込めたという。

     2005年1月、自宅で右胸にしこりを発見。浸潤性乳管がんと診断された。仕事を続けながら治療し、完治。その間につづった日記を主治医の中村清吾医師(聖路加国際病院)に軽い気持ちで送った。すると中村医師から「本にするなら手伝いますよ」と出版を後押しされた。

     乳がんに似た病気や抗がん剤の種類など、治療中に調べて自作した一覧表も巻末に掲載。乳がんの情報を載せたホームページも最近開設した。

     小堀さんは「闘病を通じて意外に多くのプラスをもらった。あくまでわたしの例でしかないが、がんは治ると伝えたい。今後は患者と医療現場の橋渡し役をしたい」という。

     医学面の監修をした中村医師は「わたしたちが普段なかなか向き合えない心の動きが書いてある。医療関係者にもぜひ読んでほしい」と話している。

     本の問い合わせは出版元のプロモーションセンター、電話03(5457)3800。

      【共同通信】