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  • 北朝鮮、硬軟両様の思惑示す ミサイル発射

     【北京共同】北朝鮮が12日行った5発の短距離弾道ミサイル発射は、訪朝した中国の温家宝首相を通じ、日米韓との関係改善に向けた対話姿勢を示しながらも、強硬カードは温存し、硬軟両様の構えで対話に臨もうとする北朝鮮側の思惑を示している。

     今回のミサイル発射は、北朝鮮が8月のクリントン元米大統領の訪朝を契機に対話姿勢を際立たせてきてから初の軍事的な示威行動となったが、温首相が10日の日中韓首脳会談で北朝鮮の対話姿勢を強調した直後だけに、関係国は警戒しつつも冷静な受け止め方で足並みをそろえた。

     中国外務省の馬朝旭報道局長は13日の定例会見で、「ミサイルは短距離であり、朝鮮半島の緊張緩和の流れには影響しない」と述べた。韓国は「国連安全保障理事会の決議違反」とする一方で、北朝鮮が韓国の提案に応じ14日に開催されることになった水害防止をめぐる実務会談や16日の赤十字間の実務接触には「問題とならない」(統一省)との認識を見せた。

     北朝鮮は日中を歴訪中のキャンベル米国務次官補が12日に東京から北京に入り、14日まで北京に滞在する動きをにらみ、米国を揺さぶろうとした可能性も否定できないが、米政権と親交のあるフランクリン・グラハム牧師が13日から訪朝を開始しており、「年間計画に沿った通常の軍事訓練」(北京の外交筋)との指摘も出ている。

      【共同通信】